結婚というのは、保険加入を検討する、もしくは見直しをする代表的なイベントですね。
なぜ結婚が保険見直しにつながるのか?多くの方は守る人が増えたからといった風に考えるようですが、本当はちょっと違います。この話は長くなるので、また別の機会に。
さて、生命保険というのは、ご存じのようにご加入に際して健康状態を教えていただく、つまり告知というものが必須となっています。
この時に女性に多い告知が、「子宮頸部異形成」と、「子宮頸がん」です。
ちなみに子宮がんとは異なりますので、ご注意ください。
異形成とは難しい言葉ですが、がんではないけれど、正常でもない状態を指し、
軽度異形成 -> 中等異形成 -> 高度異形成 -> 上皮内がん -> 浸潤がん
という経過を「たどりやすい状態」を指しています。
さて、子宮頸がんは年代別罹患率が、35歳~39歳が一番多く、次に30歳~34歳、そして25歳~29歳となっています。
(子宮頸部異形成についてはデータが見つかりませんでした)
他のがんは年齢とともに発症率が上がっていくのですが、ウィルスが原因とされる子宮頸がんでは若い方がピークとなっています。
そして、平均初婚年齢、つまり初めて結婚する年齢は男性30.9歳、女性は29.3歳です。
※新潟県は、男性30.6歳、女性28.9歳です。
そうなんですね。年齢的にちょうどご結婚前後と時期が被りやすいんです。
がんではないはずなのですが、過去の経験では異形成の経過観察中や、円錐切除術を受けている場合は、保険加入が厳しい場合が多かったです。
しかし、現在の状態や医師の診断書、告知のポイント(告知をしないという意味ではないですよ)をおさえることによって、ご加入いただいた例もありますので、ご安心を。
「保険に入れない!」とショックを受ける方が多いのですが(もちろんそうですよね)、保険に出来ること出来ないことをしっかりご案内差し上げると、
「あら?そんなに心配しなくてもいいのね」
とご安心いただいた方もいらっしゃいます。
早期発見により、比較的に治療がしやすいと言われています。
まずは定期的な健診をお勧め致します。
子宮頸がんの基礎知識は、こちらに詳しくのっていますよ。