がんの検査といえば、
・CT(輪切りの映像をイメージしてください)
・MRI(こちらも輪切り)
・エコー(超音波)
・生化学(血液、尿、便)
・内視鏡(身体にカメラを入れる)
などが有名ですね。
20代では受診された方が少ないかもしれませんが、30代以降ではどれか経験された方も多いのではないでしょうか。
さて、10月から上越市の県立中央病院に「内視鏡センター」と「PET-CT」が導入されます。
目的はがん診療機能の強化とのこと。
※ネットで見つけたイメージ画像です
PETとは、
「ガン細胞に目印をつけて発見する」
という検査方法です。
目印?どういうことなのでしょう。
がん細胞は、正常な細胞に比べて活動が活発で、3~8倍のブドウ糖を取り込む特徴があります。
つまり、
活発なのでお腹が空いてる => ごはんを沢山食べる
というイメージでしょうか。
特徴を逆手にとって、
1.体内にブドウ糖に近い成分(FDG)を注射
2.がん細胞にFDGが集中する(目印がつく)
3.PETカメラで全身のFDG分布を確認
このような手順で行われます。
従来の検査に比べて、小さながんでも発見可能というメリットがあります。
今回導入されるPET-CTとは、PETの画像とCT画像を同時に撮影し、互いのデメリットを補うという新しいPET検査です。
上越市の近郊ですと、新潟市や長野市でしか受診できなかったのですが、これからは近場で受けることが可能に。
がんになってからの治療方法も大切ですが、まずは早期発見。
検査の選択肢が増えるのは素晴らしいことですね。